結婚祝いの贈り物は、友人なら1、2万円、親戚なら2、3万円程度が相場のようです。披露宴を欠席せざるを得ない場合や、式を挙げないカップルへ贈ることが多いですが、式や披露宴に出席する場合でも、友人同士で何かを贈る人もいます。贈るタイミングとしては、式の一週間ほど前、大安の午前中が昔から良いとされてきましたが、現在では、配達することも多いでしょうし、あまりこだわらなくても構わないようです。ただし、披露宴当日に渡すのはNGなので、気をつけましょう。
また、配送の際もカードや短い手紙を添えて、お祝いの気持ちを伝えることを忘れずに。古くは、「切れる」「別れる」「割れる」を連想させるとして、ハサミや割れ物は結婚祝いには避けられてきましたが、最近では、当人が望む場合もあり、親しい間柄ならあまり厳しく考えなくてもいい、という傾向にあります。複数で一揃いになるものを贈る際にも、偶数(割れる)や9個の数はタブーと言われますが、これも先方の希望によるでしょう。人気のある結婚祝いの贈り物としては、シンプルで実用性の高い食器やキッチングッズ、自分ではなかなか買わない良質のタオル類など、少し高級で生活必需品ではないけれど、あると便利、嬉しいものが上位に挙げられますが、もちろん、当人たちが希望して応えられるならそれが一番ですね。
そうでない場合も、新居のインテリアを邪魔しないよう個性の強すぎるものは避け、他の友人とできるだけかぶらないようリサーチするといった心遣いをして、喜ばれる贈り物をしたいものです。